faweruoiaeruo | 日記 | ED（勃起不全）という言葉は、近年になって一般にも広く知られるようになりました

ED（勃起不全）という言葉は、近年になって一般にも広く知られるようになりました。男性にとってはとても身近で、また深刻な問題です。しかしその性質上、EDについての相談はなかなか大っぴらにしにくいと感じる方も多くいます。今回は、専門家である岩﨑晧先生に、EDについての8つの質問をしました。医学的な基本から、私たちが日常の中で感じる疑問まで、わかりやすく答えていただいています。
Q1. EDと男性不妊の関係は？

EDによる男性不妊で悩む患者さんの問題は、ED治療薬でだいたい解決します。これは、患者さん自体に若い方が多く、シアリス 通販動脈硬化や神経障害を有する場合が少ないためです。

ED治療薬を用いたくないなどの患者さんの要望がある場合や、薬剤の効きが悪い場合などは、マスターベーションが可能であれば、射精で得られた精液を用いた人工授精（AIH）などが用いられます。薬剤の効果もなく、マスターベーションも出来ない方の場合は直接精巣から精子を取り出すTESE（精巣内精子採取）という手法もあります。しかし、まずはなるべく射精可能な方向へ導いてゆくことが行われます。
Q2. EDは治りますか？

多くの場合はED治療薬の服用でEDから脱却することが可能です。しかし、副交感神経をはじめとする神経の障害が大きい時や、動脈硬化がひどい場合、陰茎動脈の狭窄が手術で矯正不可能な場合などは治りません。
Q3. 年をとると皆EDになりますか？

年をとると、EDの原因となる動脈硬化が進むので、EDになりやすくなります。しかし個人差が大きく、50歳で勃起できなくなることもありますし、80歳まで問題なしという場合もあります。

年をとってもEDにならないようにするためのポイントとしては、動脈硬化や糖尿病を避けることが挙げられます。すなわち、メタボ体型にならないように心がけることです。また、継続的に勃起を起こさせるということも重要です。
Q4. 加齢性EDとはなんですか？

加齢により、私たちの体には動脈硬化をはじめとする細部の変化が生じてきます。また、高血圧、高血糖、肥満、運動不足（筋肉の減少）などが重なり、メタボと呼ばれる状態になってしまうと、既に威哥王EDへの準備が整ってしまっていると考えてよいでしょう。これに加えて、血中の男性ホルモンの値が減少し始めると、早朝勃起が消失し始め、EDと呼ばれる状態になってしまいます。

EDが疑われる頃には、続いて心血管系の病気が起こる可能性も考えねばなりません。EDは、最も径の小さな動脈である陰茎への動脈が硬化して起こります。しかし硬化は他の動脈でも起こりますので、不妊症（精巣への血管径も細い）から始まり狭心症（これも動脈硬化から起こる）まで心配しなければなりません。若い皆さんは、動脈硬化が引き起こすEDを含む疾患を意識し、ぜひ若いうちから健康に気を配っていただきたいと思います。
Q5. ED治療のため、パートナーにできることは？

パートナーの心理的なサポートも重要です。私の経験上、日本人男性の場合は叱ったり追い込んだりするとよりダメになるケースが多いように思っています。しかし、甘やかしてもダメな場合もあり、ケースバイケースです。いずれにしても、互いにコミュニケーションを取り、協力的な姿勢で受診することが、問題を改善させていくために重要だと感じています。
Q6. ED治療にサプリは効果がありますか？

サプリのEDに対する効果は今のところ不明です。医学的に有用であるというデータがあるわけではありませんが、逆に効果を否定することも出来ません。
Q7. EDはスッポンの血で治りますか？

スッポンの血などの食べものは、「精力をつけることができる」と昔から言われてきました。確かに一定の効果があるようです。これもサプリと同様、医学的に有用であるというデータがあるわけではありませんが、逆に効果を否定することもできません。ただし、副作用の心配もありますので、医学的には勧めづらいところです。